大切な一足

嵐の夜
できる対策をとったら
あとはじっとしておくしかありません。


森の奥の動物たちのように。

胃の奥底の方からヒタヒタと忍び寄るような不安感を感じつつ。

そんな時は正直小難しい本などは読めません。
最適だったのはやっぱり編み物!

のんびりのんびり編んでいたのですが
この嵐で一気に編み進め
できあがっちゃいました〜!
私の手編みの靴下第1号です。
可愛い。
愛おしい。

パパが言ってました。

「履くの勿体無いくらいだね。飾っておきたい感じ。」

あらまあ、そんなに大切に思ってくれてありがとう。

だけど。

その愛おしい靴下にきちんと包まれる私の足って
最高に幸せものじゃない⁈
キミキミ!超大切にされてるじゃん⁈
どんなにカサカサのカカトだってまるっとくるんでくれてるよ!

って思うから。早く履きたい。毎日履きたい。←それはムリ。
嵐の夜に。
ヒリヒリを感じながら
それこそ祈りながら
一目一目編みました。


台風がズレていきますように。
いや、自分んちだけがずれればいいじゃないよね。
中心気圧が上がりますように。
いや、低いまま通り過ぎてきた地域の方もいらっしゃるんだから。
私が幸せでありますように。
みんなが幸せでありますように。
生きとし生けるものが幸せでありますように。
いや、なんか偽善者っぽい。
私が幸せでありますように。

私の幸せは私だけのものでなく。
私の周りの人々の幸せでも成り立ってるわけで。
みんなの幸せはそれぞれのみんなの周りの人々の幸せで成り立ってるわけで。

結果
私が私の幸せを願うことは
広がって広がって
みんなの幸せを願うってことに
なるよね〜って思って。

ただひたすら、私が私の幸せを願っていました。

そして、同時に受け取ってもいました。

10分後の
1時間後の
明日の
幸せをもちろん願っているけれど

でも今はこうして
快適な家で
雨風しのいで
家族と過ごしている
今、この瞬間に
ありがとうって。

ちゃんと忘れずに受け取っていこうって。
思っていました。

未来を願って
今を受け取る。

そしたらずっと不安ではなく
ほんのちょっとゆるむ。

それを繰り返していました。


まるで、編み物でした。

完成させることに焦るのではなく
一目一目を大切に編む。

そしたら、あんまり間違えることもありませんでしたよ。


明日からきっと1日おきのヘビロテで履いてるはず。
私のカカトを幸せで包みたいと思います。




皆様も一緒に編み物しながらあんな事こんな事、ゆるりとおしゃべりしませんか?


靴下の他に、編みぐるみとかレッグウォーマーとかニット帽とか手袋とか!皆様の編みたいもののお声が届いています。

どんなものを編んでみたいですか?
どんな「今」を編みますか?



ご興味おありの方は、ひとまずコメントにて遠慮なくお知らせ下さいませ(^^)
よろしくお願いします。








有閑くらぶ

素直な私でいることが素直なあなたに繋がって それはいつまでもどこまでも限りなく続いていく わたしらしく、あなたらしく

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